音源の質を表す言葉「ハイレゾ」はご存知でしょうか?
ハイレゾとは、「高解像度オーディオ」(High Resolution Audio)の略称で、CD音質を超える高音質音源のことを指します。
CDの音質は44.1kHz/16bitですが、ハイレゾ音源はそれ以上のサンプリング周波数とビット深度を持ち、96kHz/24bitや192kHz/24bitなどのフォーマットが一般的です。
これにより、より豊かな音の表現が可能になるというのがハイレゾの特徴です。
ただ、ハイレゾ音源をワイヤレスイヤホンで楽しむ場合は、ハイレゾ対応の製品を用意する必要があります。
では、どんな条件が揃えばハイレゾ対応と言えるのでしょうか…。
今回は、ハイレゾ対応ワイヤレスイヤホンの条件について解説します。
条件①:40kHz以上の高音域再生が可能かどうか
ワイヤレスイヤホンは種類によって、再生可能な音域が異なります。
例えば、JLabの人気モデル「JBuds Mini」の再生可能音域は「20-20kHz」となっています。
対して、JLabの最高音質モデル「Epic Lab Edition」の再生可能音域は「20-40kHz」となっており、40kHz以上の条件をクリアしています。
ちなみに40kHz以上というのは、「ハイレゾ音源が持っている繊細な高音域データを楽しむことができる基準」として、日本オーディオ協会が定めた数値です。
条件②:ハイレゾ音源の再生が可能なコーデックに対応しているかどうか
ハイレゾ音源は通常の音源より、再現できる音の情報量が多くなるため、原音に近いリアルな臨場感や立体感、音の奥行き 、分離などが楽しめると言われています。
ただ、情報量が多いゆえに「データが重い」というデメリットもあります。
そのため、ハイレゾ音源をワイヤレスイヤホンで聴く場合は、重いデータに耐えることができる高性能のコーデックが必要になります。
※コーデックについて詳しく知りたい方は【JLabコラム】Vol.1「コーデック」って何…??をご覧ください。
コーデックは、様々な種類がありますが、現状ハイレゾ音源に対応しているのは「LDAC」「aptX Adaptive」「aptX HD」の3種類です。
残念ながら、以上の3種類以外ではハイレゾ音源を楽しむことができません。(2024年12月現在)
ハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンを購入する際は「再生可能な音域」と「コーデック」の2つを確認するようにしましょう。
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