聴覚保護へのJLabの取り組み

日本における難聴者数をご存じでしょうか?

日本の難聴者数は1,260万人(2022年データ)に上ると推計されており、日本の難聴者率(自己申告に基づく)は10.0%と報告されています。※1
各国別に難聴者率を比較しますと日本は世界で9番目に高い比率です。
今後、日本でも聴覚保護への意識の浸透が課題です。

世界的に難聴者が増えている現状において、聴覚をしっかり保護しようという意識が高まりつつあります。アメリカでは、ライブやイベントなどで聴覚保護具を使用することが義務付けられるなど、親子で聴覚保護具を着用し、イベント・ライブに参加する場面も増えてきています。またヨーロッパでは92デシベル以上の音が出るコンサート会場では耳栓の着用を推奨する動きが増えています。

このような状況から、私たちJLabとしてはみなさまの聴覚を保護するべく、各製品へ音量制限機能の搭載を順次進めております。また聴覚保護自体を目的とした製品も提供しております。
多くの方がより安心して、音楽やイベントなどを楽しめるように、JLabはより一層製品開発に取り組んでおります。



例えば、JLabのワイヤレスイヤホンでは、大音量での使用を避けるための「聴覚セーフモード」を標準搭載しており、2023年以降の新製品ではすべてのワイヤレスイヤホンでこの機能がJLabアプリを通じて利用可能になります。

聴覚はあらゆる年齢の生活の質に影響するため、予防と保護はとても大切です。
今後、JLabではすべてのワイヤレスイヤホン・ヘッドホンにおいてこの点に配慮した製品をリリースしてまいります。

■聴覚についての現状(アメリカ)

アメリカでは4,800万人以上が聴覚に何らかの問題を抱えており、
特に音楽を大音量で聞く若者や、高齢者は難聴のリスクがあるといわれています。
そしてこれからの世代も含め、世界中で聴覚問題が増加すると予想されています。※2

■70歳代では、日常生活に支障のある難聴者の割合は、男性で5人に1人、女性で10人に1人にのぼります。※3

■6歳から19歳までの子どもの12.5%が、大音量の音楽を聴いたことが原因で難聴になっています。※4

■2050年までに、世界で約25 億人が難聴を抱えるということが予想されています。※5

 
騒音性難聴はアメリカ成人のおよそ 24%が経験しており、その中でも20~ 29歳の方が多く、5人に1人の割合となっています。


日本における難聴者数は1,260万人と推計されておりますので、日本でも予防・保護の意識をより高めていく必要があります。


大音量のコンサート会場などは平均105~ 110デシベルの騒音が発生する可能性があり、CDC※6 によれば、これらの環境では、5分以内に難聴が発生する可能性もあるとのことです。日本でもコンサート会場などでは聴覚保護具を着用し、保護していく必要があります。

 
▮JLabのコミットメント
2023 年以降から開発しているすべての JLab ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンには、大音量で聞かないようにするための聴覚セーフモードオプションが搭載されています。
▮どんなシーンで聴覚を保護すべきか?
コンサートやイベント以外にも下記の騒音の目安表を参考に日常生活においても適切な聴覚保護を心がけましょう。

 

▮聴覚を保護し、予防しよう

JLab が厳選した聴覚保護製品は、子どもから大人までの聴覚の保護や予防に役立ちます。


難聴のリスクを軽減するには、すべての人にとって聴覚保護が不可欠ですが、騒がしい場所や大音量での作業時には、耳栓やイヤーマフを使って聴覚を保護することが大切です。

JLabでは、子どもから大人まで、聴覚障害の予防に役立つ2製品を提供しております。ぜひ、下記詳細をご覧ください。

 


▮JLabのProtectシリーズで聴覚を保護しよう!

「JBuds Protect」 大人用聴覚保護耳栓
騒音に悩む方、聴覚過敏の方へ、ノイズ調整ができる耳栓
コンサートや外出先、仕事中でも、騒音を遮断したいときに。
あなたは、あまり機能しないフリーサイズの耳栓に不満はありませんか?JBuds Protectは、耳にフィットする大人向けの耳栓です。
気になる音から、2つのレベルでノイズ低減調整できます。

 


「JBuddies Protect」子供用イヤーマフ
幼児からティーンまでの子どもが安心して使える、聴覚保護のイヤーマフ
JLabの聴覚保護イヤーマフは、小さなお子様を大きな騒音から守るため開発されました。
幼児からティーン向けに特別に設計されたJBuddies Protectは、子供の耳を優しく包む、柔らかく快適な素材で作られています。
このイヤーマフは、NRR(ノイズ低減率)23デシベルです。花火やコンサートでの大きな騒音から遮断します。
さらに、サイズ調整可能なヘッドバンドとコンパクトなデザインで、外出先での聴覚保護にぴったりです。
製品ページはこちら

 

他国に比べ、日本では聴覚保護に対する意識はこれからの課題です。この機会に聴覚への意識を高め、保護し、難聴リスクを予防していきましょう。

 

▮参考文献

※1「JapanTrak (ジャパントラック) 2022」
※2  国立難聴およびその他のコミュニケーション障害研究所。
※3  NILS-LSA(ニルス・エルエスエー)第6次調査
※4  ニスカー AS、キーザク SM、ホームズ AE、エステバン E、ルービン C、ブロディ DJ。
6 歳から 19 歳までの小児における騒音による聴覚閾値の変化の推定有病率: 第 3 回全国健康栄養検査調査。
1988~ 1994 年、米国。小児科 2001;108:40–43。CDCで公開されました。
※5  世界保健機関、公聴会​​に関する世界報告書 2021 年 3 月


※6  疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)Freepik 上のpikisuperstar による画像